科学技術史

 「古きを訪ね、新しきを知る」(温故知新)は、いつの時代でも通用します。史跡を歩き、賢人の足跡や先哲の言葉を学んだり、科学技術に関する講演会を実施しています。
 佐賀藩が築造した長崎の神ノ島・四郎島の大砲台場の地形測量調査に着手しました。
 技術交流フォ-ラムは文部科学省の特定領域科学研究を受け、「我国の海岸防備体制の佐賀藩の役割~神ノ島・四郎島の大砲台場の築造に関して~」の調査研究を行っております。

 「長崎の神ノ島・四郎島の台場」の活動が、長崎新聞と佐賀新聞に「県境を越えて」のテーマで大きく取り上げられました。

 「幕末の長崎は、台場と台場をつくった佐賀藩などに守られて貿易をしていた。こうした歴史遺産を今度は長崎自身で守りたい」と長崎の歴史に興味を持つ長崎市内外の有志が「NPO法人長崎歴史文化振興協議会」の設立準備を進めている。こうした歴史遺構の調査研究、保存活動を目的としたNPO法人が長崎に設立されることに、技術交流フォーラムは、「長崎港は幕末の歴史遺産の宝庫で、佐賀にとっても重要な遺産。長崎でNPO法人ができることは心強く、今後はお互いの資料をつき合わせて研究を進めたい」とエールを送った。

 



科学技術史のこれまでの主な活動

「藩政時代の分水施設(石井樋)の現地研修会」
「伊能忠敬展(歩測で日本地図をつくった男)」
「佐賀城の発掘調査の現地見学会」
「幕末佐賀藩の科学技術の講演会」
「長崎湾口の佐賀藩大砲台場の現地踏査」
「長崎造船所・資料館での造船技術の研修」 など