技術士だより「修習技術者の声」 喜連川 聡容 氏

修習技術者としての抱負

佐賀地区 喜連川 聰容

1.技術士試験について

 私は、大学院修士1年の時に技術士第一次試験に合格し、今年の4月に技術士補に登録しました。技術士補に登録したことにより、技術者への第一歩という感があり、さらに身が引き締まる想いです。その際の試験勉強には比較的早い段階で取り組みましたが、基礎科目、専門科目、共通科目のいずれも苦労しました。特に専門科目に関しては、私が大学で学んだ分野以上の幅広い知識を必要とされ、必死で勉強したことを覚えています。当時、私が技術士第一次試験に合格したことにより、周りの多くの仲間達が翌年の同試験にチャレンジしたことについては、良い刺激を与えられたのではと、大変嬉しく思います。

2.今後の抱負

 修習技術者としての今後の抱負としては、周囲の技術者の方々から学び吸収することから始まると思っています。日々の忙しさに負けず、技術的にも知識的にも勉強することを常に心掛け、若い時期に頭に叩き込めるだけ叩き込み、そういった中で資格取得にも積極的に挑戦していきたいと考えています。また、「仲間は財産」という言葉を胸に、様々な方々とのつながりを大事にしていきたいと思っています。そのつながりにより、多くのことを学んだり、感じたりすることができると思いますし、自分自身でできることには限界があり、仲間達との協力により大きな成果をあげられると思っております。

3.技術者としての将来像

 将来的には、まだまだ漠然としていますが、「一人前の技術者」を目指したいと思っています。私の「一人前の技術者」の定義は、専門的な技術力・幅広い知識は勿論のこと、他の者から尊敬され、慕われる技術者のことです。また、近年は地震等の災害が多発しており、そのような状況で力を発揮したり、社会の発展に貢献できたり、というような技術者になりたいです。そのような技術者を目指すためにも、技術士を取得することを今一番の目標としています。